1記事目から早くも1ヶ月立っていることに驚いた。
いろいろ書こうかな、と考えていたものはあったがこれは伝えておきたい。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」は現在のエンターテインメントに於いて最高峰のエンタメだと感じた。
もう伝えたいことは終わっているし、エンドゲーム関連記事はたくさんあるので、
「マーベル、なんか好きになれないし観たことねぇしよくわかんねぇ」
と感じている人に贈りたい。
僕もマーベル作品をつい2ヶ月前まで敬遠していた側の人間だからだ。
以下マーベル作品を、
「MCU(Marvel Cinematic Universe)」と呼ぶ。
実は、最近までMCUを観たことがなかった。
僕の映画の好みは、どちらかというとバットエンドや救われないストーリー、リアルさを追求した深いものが好みだ。
所謂根っからのアメコミファンでもなく、MCUファンでもない。
むしろ、僕は一生ハマることはないだろうとすら思っていた。
正直MCUに対して抱いていたのは、
「脳筋野郎たちが悪いやつをドンパチ倒してオレツエーしてヒロインとハッピーエンド
「面白いとか言ってる人たちはもうMCUに侵されてて正常な判断が出来ない人たちでしょ」と、超・偏重的な見方をしていた。
実際そう思っている人も結構多いと思うし、
「一番おもしろい映画? ウォン・カーウァイのブエノスアイレスっしょ」
と言ってるような映画好きからはそう思われている印象がある。
※ブエノスアイレスが一番おもしろいと思っている方を否定するつもりはないですがそれぐらいコアな人を揶揄しているだけです
ご多分に漏れず、斜に構えて観ていなかったMCUだが、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が初週末3日間のオープニング興収史上最高記録を叩き出したので、流石に無視できないなと思い、エンドゲームに合わせてMCU作品を観てみようと思い立った。
1ヶ月かけて、MCU21作品 + 公開されていた「キャプテン・マーベル」をすべて観た。
一作品ずつここで話していくと圧倒的な文章量になりそうなので、端的にお伝えする。
結論、めちゃくちゃおもしろかった。
もっというと、おもしろい作品とそうでもない作品、そして自分好みの作品と好みでない作品があった。(僕好みはシビルウォーだった)
ヒットしている要因として、どんな映画ファンでも自分のタイプの映画がきっと見つかる仕様になっていると感じた。
ざっくり映画のジャンル分けをすると、
アイアンマン/ハルク → 王道/アクション
マイティー・ソー → 歴史/SF
キャプテン・アメリカ → 戦争/ミステリー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー → SF/コメディ
ドクター・ストレンジ → 魔法
スパイダーマン → 青春/コメディ
ブラックパンサー → 歴史/戦争
アントマン → 日常/恋愛/コメディ
キャプテン・マーベル → SF
超ざっくりだけれど、こんな感じだと思う。
シリーズそれぞれ一括りには出来ないし、大枠だけれども。
ただ、全てに通底するのは王道ストーリー、アクション作品であるということ。
アクション映画が嫌いだったらたしかに難しいと思うが「嫌いだ! ぜってぇ観ねぇ!」
という人はそんなにいないのではないかと思う。
様々なジャンルが絡み合っているからこそ、きっと面白いと思えるものがひとつは絶対あるし、「アベンジャーズ」で集合するワクワク感は、なんとも言えないものがある。
みんなちがってみんないい、を体現している作品群だと言える。
長くなってしまったが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」について話す。
1ヶ月という割と短い期間で22作品を観てきた僕はどっぷりMCUにハマっていた。
フィギュアのサイトを眺めたり、考察サイトを読んだり、カメオ出演箇所を探ったり。
もうただのファンだった。
エンドゲーム公開直前、予告映像だけで興奮し、
まるで10年追ってきたファンが如く、盛り上がっていた。
そして公開初日、4月26日。
IMAXシアターかつプレミアムシートを予約し、準備万端で望んだ。
内容についてはここでは伏せるが、もうひたすらに最高だったと言える。
映画館で複数回涙を浮かべたのは初めてだった。
「魂が震える」と誇張して言うことがあると思うが、誇張なしに魂が震えたと言える。
カタルシスを超えたエクスタシーを感じた。至高の182分間だった。
この映画が公開されるリアルタイムに生きていられたことを、心から嬉しくおもう。
圧巻の愛と、平和と、ヒーローの物語。
これだけ期待された作品をここまで期待を超えてくることは本当にすごい。
ここまで持ち上げまくってきたわけだが、もちろん突っ込みどころも多い。
ただ、それを野暮だと思わせるだけの圧倒的な物語力、絵力、演技力が光る。
もう書きながら語彙力を失ってきていることに気づいているので、まとめに入る。
僕のように、MCUを敬遠している人やエンターテインメントをつくる仕事をしている人。
“必ず” 全作品を観てからエンドゲームを観てほしい。
公開順に観ればよいので、公開順をここに置いておく。
面倒だと思うかもしれない。わかる。僕も超面倒だと思っていた。多すぎだろと思っていた。そんなたくさん意味わかんないと思っていた。
きっと今までにない、エンターテインメント体験ができると思う。
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